2012年3月3日土曜日

オンボロ原発 やっぱり人災だ(日刊ゲンダイ)

オンボロ原発 やっぱり人災だ
日刊ゲンダイ2011年4月18日(紙面から引用)

GEの設計者が40年前に「欠陥品」と指摘


福島第1原発が、ここまで危機的な状況に陥った原因の一つが、構造的な
欠陥だ。福島第1の1~6号機は「マークⅠ」という古い型式だが、この設計者が
「重大な欠陥」を認めている。事故以降、米GE(ゼネラル・エレクトリック)社
元エンジニア、デール・ブライデンボー氏はCNN放送などに出演し、こう証言した。
『改良型のマークⅡとマークⅢを開発中の1970年代に、初期のマークⅠ型の
設計ミスを発見。格納容器の容量が小さすぎて、電源を喪失して炉心を冷却できなく
なった場合、あっという間に容器の圧力がパンパンになり、爆発を起こす危険性が
あることが分かった。すぐにマークⅠの創業を停止して廃炉にすべきだと会社(GE)
に嘆願したが、「そんなことをしたら、わが社の原子炉部門だけでなく、会社の存続に
関わる」と聞き入れられなかった』

今回の事故で設計者の懸念がまさに現実になったわけだがマークⅠ型の格納容器に
ついては、1980年代にも米原子力規制委員会が「事故で燃料棒が過熱し溶解
すれば、90%の蓋然性で破裂する」と警告を鳴らしていた。そんな欠陥原発を
福島第1では、だましだまし稼動させてきたのである。福島第1原発に関わった
元原子炉設計技師が言う。
『僕らが設計を担当した1970年代から、確かにマークⅠの構造的な欠陥は
知られていました。容量が新型マークⅢの4分の1程度しかない上、配管の構造が
複雑で日常的なメンテナンスも困難。何か起きた時に、故障箇所を見つけるのが
難しい。しかし、容器がコンパクトなためコストが安く済むという経済性が
優先されてきた。また、福島第1の事故は構造上の問題に加え、老朽化も
見過ごせません』

設計寿命「40年」が60年に延長
{お墨付き}はNHKでおなじみの東大・関村教授


福島第1原発の1号機は今年(2011年)の3月26日に設計寿命の
40年を迎えた。しかし、東電は昨年(2010年)3月、1号機は最長60年
まで現状維持で使えると言う技術評価書を国に提出。経産省の原子力安全・保安院が
今年(2011年)2月7日に、今後10年の運転継続を認可したばかりだった。

ちなみに、この技術評価の責任者は、NHKでおなじみになった御用学者の東大の
関村直人教授だった。評価書の内容をよく読むと「高経年化対策上、着目すべき
経年劣化現象が抽出されている」とか「耐震安全性を満足しない結果」などと書かれて
いるが、結局は、「60年まで使っても大丈夫」と「お墨付き」を与えたのである。
『そもそも、設計上の耐用年数は40年です。それだって、あくまで設計上の話で
配管などが経年劣化でボロボロになってくるから、実際に40年も持つのか分からない。
ところが、1970年代に造られた原発の耐用年数が近ずいてくると、国と東電は
60年まで使えるという見解を打ち出した。原発の経年劣化は明らかなのに、運用基準を
延ばすなんて、技術者からすれば信じられない話です』(前出の元設計技師)

ヤッパリ、どう考えても、人災だ。古いマークⅠ型は、ほかにも女川原発、浜岡原発、
島根原発、日本原子力発電の敦賀原発で使われている。浜岡の1号機と2号機は2009年に
運転を停止しているが、敦賀1号機は1970年、島根1号機は1974年の運転開始だから、
もう設計寿命の40年だ。女川1号機は運転開始(が)1984年で比較的新しいが、これまで
制御棒が抜ける事故がたびたび起こっている。大きな余震が続いているだけに心配だ。

新たな事故を防止するために、古いマークⅠ型はさっさと廃炉にするのが、関係者の
せめてもの罪滅ぼしだろう。

ネット版
 設計寿命「40年」が60年に延長
“お墨付き”はNHKでおなじみの東大・関村教授
2011年4月16日

http://gendai.net/articles/view/syakai/129992

福島第1原発の1号機は今年の3月26日に設計寿命の40年を迎えた。しかし東電は昨年3月、1号機は最長60年まで現状維持で使えるという技術評価書を国に提出。経産省の原子力安全・保安院が今年2月7日に、今後10年間の運転継続を認可したばかりだった。
ちなみに、この技術評価の責任者は、NHKでおなじみになった御用学者、東大の関村直人教授だ。評価書の内容をよく読むと「高経年化対策上、着目すべき 経年劣化現象が抽出されている」とか「耐震安全性を満足しない結果」などと書かれているが、結局は、「60年まで使っても大丈夫」と「お墨付き」を与えた のである。
「そもそも、設計上の耐用年数は40年です。それだって、あくまで設計上の話で、配管などが経年劣化でボロボロになってくるから、実際に40年も持つのか 分からない。ところが、70年代に造られた原発の耐用年数が近づいてくると、国と東電は60年まで使えるという見解を打ち出した。原発の経年劣化が明らか なのに、運用基準を延ばすなんて、技術者からすれば信じられない話です」(前出の元設計技師)
やっぱり、どう考えても、人災だ。古いマークⅠ型は、ほかにも女川原発、浜岡原発、島根原発、日本原子力発電の敦賀原発で使われている。浜岡の1号機と 2号機は09年に運転を停止しているが、敦賀1号機は70年、島根1号機は74年の運転開始だから、もう設計寿命の40年だ。女川1号機は運転開始84年 で比較的新しいが、これまで制御棒が抜ける事故がたびたび起こっている。大きな余震が続いているだけに心配だ。
新たな事故を防止するために、古いマークⅠ型はさっさと廃炉にするのが、関係者のせめてもの罪滅ぼしだろう。

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