産経新聞特集(1)~(7)
(7)冷却装置 既存設備復旧に固執
MSN Japan産経ニュース 2011.4.9 08:38 (1/3ページ)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110409/dst11040908390014-n1.htm
MSN Japan産経ニュース 2011.4.9 08:38 (1/3ページ)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110409/dst11040908390014-n1.htm
(1)
東電が原子炉を100度未満の「冷温停止」状態にするため、全力で復旧を目指しているの
が、「残留熱除去システム」だ。注水だけでは、水が蒸発してしまい冷却できない。水を循環させ、外部から海水との熱交換で水を冷やす同システムが欠かせな
い。蒸気で圧力が上昇し原子炉が危険な状態になったり、漏出によって汚染水が増え続けるといった「悪循環」を断ち切る切り札でもある。
だが、重要設備のあるタービン建屋地下の高濃度汚染水の存在で、復旧作業は事実上中断したままだ。汚染水を除去しないと、故障や損傷の有無も確かめられない。
「原子力技術者は融通がきかず、既存設備に固執しすぎる。広く知恵を借りるべきだ」。復旧作業にかかわるゼネコンの幹部は、こう苦言を呈する。
そもそも、頑丈な圧力容器や格納容器が損傷しており、通電しても同システムが動く保証はない。
九州大の工藤和彦特任教授は「既存設備の復旧を前提として排水にこだわっていると、いつまでもイタチごっこが終わらない」と指摘し、外部に新たに冷却システムを構築すべきだと提案する。
政府と東電でつくる事故対策統合本部もようやく外部構築の検討に着手したが、具体的なプランは描けていない。既存設備にこだわった結果、貴重な時間が失われた。復旧が長期化すれば、それだけ放射能漏れが続く。
「東電や政府には物事の先を見通す勘をもった人間がいないのではないか」
大阪大学の宮崎慶次名誉教授は、こう総括した。
(2)
14:46 地震発生、1~3号機が自動停止
15:42 1~4号機の非常用電源が津波で喪失
16:36 1、2号機の緊急炉心冷却装置が使用不能に
19:03 政府が原子力緊急事態宣言を発令
21:23 半径3キロ以内の住民に避難、10キロ以内に屋内退避指示
【12日】
0:49 1号機の圧力上昇
3:05 政府がベントによる蒸気放出を表明
5:44 避難指示区域を半径3キロから10キロに拡大
6:14 首相が陸自ヘリで原発視察に出発
9:30 1号機の水位低下
10:17 1号機でベント作業着手
14:12 原発周辺でセシウム検出
14:30 1号機でベントによる蒸気放出
15:36 1号機で水素爆発
18:25 避難指示区域を半径20キロに拡大
20:20 1号機に海水注入
【13日】
8:00 3号機の水位が低下
9時台 3号機にホウ酸水を注入
9:20 3号機でベントによる蒸気放出
13:12 3号機に海水注入
【14日】
6:50 3号機の圧力上昇
11:01 3号機で水素爆発
12:00 2号機で水位低下
13:52 2号機の給水停止、圧力上昇
18:22 2号機で燃料棒一時全面露出
19:20 2号機に海水注入
23:20 2号機で再び全面露出
【15日】
4:08 4号機の核燃料貯蔵プールの温度が84度に上昇
6:00 4号機プール付近で爆発
6:14 2号機から爆発音、圧力抑制室に損傷か
9:38 4号機で出火を確認
11:00 半径20~30キロ圏内の住民に屋内退避を指示
【16日】
5:45 4号機で再び火災確認
8:37 3号機から白煙確認
17:24 自衛隊ヘリ放水を断念
(3)
だが、重要設備のあるタービン建屋地下の高濃度汚染水の存在で、復旧作業は事実上中断したままだ。汚染水を除去しないと、故障や損傷の有無も確かめられない。
「原子力技術者は融通がきかず、既存設備に固執しすぎる。広く知恵を借りるべきだ」。復旧作業にかかわるゼネコンの幹部は、こう苦言を呈する。
そもそも、頑丈な圧力容器や格納容器が損傷しており、通電しても同システムが動く保証はない。
九州大の工藤和彦特任教授は「既存設備の復旧を前提として排水にこだわっていると、いつまでもイタチごっこが終わらない」と指摘し、外部に新たに冷却システムを構築すべきだと提案する。
政府と東電でつくる事故対策統合本部もようやく外部構築の検討に着手したが、具体的なプランは描けていない。既存設備にこだわった結果、貴重な時間が失われた。復旧が長期化すれば、それだけ放射能漏れが続く。
「東電や政府には物事の先を見通す勘をもった人間がいないのではないか」
大阪大学の宮崎慶次名誉教授は、こう総括した。
(2)
ドキュメント
【11日】14:46 地震発生、1~3号機が自動停止
15:42 1~4号機の非常用電源が津波で喪失
16:36 1、2号機の緊急炉心冷却装置が使用不能に
19:03 政府が原子力緊急事態宣言を発令
21:23 半径3キロ以内の住民に避難、10キロ以内に屋内退避指示
【12日】
0:49 1号機の圧力上昇
3:05 政府がベントによる蒸気放出を表明
5:44 避難指示区域を半径3キロから10キロに拡大
6:14 首相が陸自ヘリで原発視察に出発
9:30 1号機の水位低下
10:17 1号機でベント作業着手
14:12 原発周辺でセシウム検出
14:30 1号機でベントによる蒸気放出
15:36 1号機で水素爆発
18:25 避難指示区域を半径20キロに拡大
20:20 1号機に海水注入
【13日】
8:00 3号機の水位が低下
9時台 3号機にホウ酸水を注入
9:20 3号機でベントによる蒸気放出
13:12 3号機に海水注入
【14日】
6:50 3号機の圧力上昇
11:01 3号機で水素爆発
12:00 2号機で水位低下
13:52 2号機の給水停止、圧力上昇
18:22 2号機で燃料棒一時全面露出
19:20 2号機に海水注入
23:20 2号機で再び全面露出
【15日】
4:08 4号機の核燃料貯蔵プールの温度が84度に上昇
6:00 4号機プール付近で爆発
6:14 2号機から爆発音、圧力抑制室に損傷か
9:38 4号機で出火を確認
11:00 半径20~30キロ圏内の住民に屋内退避を指示
【16日】
5:45 4号機で再び火災確認
8:37 3号機から白煙確認
17:24 自衛隊ヘリ放水を断念
(3)
【17日】
9:48 自衛隊ヘリが3号機に放水開始
19:35 自衛隊消防車が3号機に放水開始
【18日】
10:30 2号機タービン建屋で毎時500ミリシーベルト計測
【19日】
0:30 東京消防庁のハイパーレスキュー隊が放水開始
13:30 2号機に外部電源接続
14:10 東京消防庁が屈折放水塔車から7時間放水を開始
【20日】
8:21 自衛隊の放水車が4号機プールへの放水開始
13:00 3号機で圧力上昇、蒸気の直接放出の検討公表
14:30 5号機が冷温停止に
15:05 2号機のプールに外部ポンプで注水開始
19:27 6号機が冷温停止
【21日】
6:37 自衛隊の放水車など13台が4号機プールに放水開始
15:55 3号機から黒煙確認
【22日】
10:35 3、4号機に外部電源接続、すべて通電可能に
22:43 3号機の中央制御室の照明点灯
【23日】
4:00 1号機原子炉の温度が400度に上昇
10:00 4号機プールに生コン圧送機で注水開始
【24日】
12:10 3号機地下で作業員3人が被曝
【25日】
1:30 保安院が放射線管理の改善指示
6:00 1、2、4号機で白煙
【26日】
10:10 2号機原子炉への注水を海水から真水に切り替え
【27日】
15:30 東電社員が1~3号機の配管トンネル内に汚染水を確認
【28日】
1:00 2号機地下の水の濃度が通常の10万倍と発表
23:30 敷地内でプルトニウムを検出と発表
【1日】
15:00 放射性物質の飛散防止のため合成樹脂を散布
【2日】
9:30 2号機ピット付近からの汚染水流出を確認
【3日】
13:47 汚染水流出防止で吸水ポリマーなど投入
【4日】
19:03 集中廃棄物処理施設の低濃度汚染水を海に放出
21:00 5、6号機の低濃度汚染水を海に放出
【5日】
14:15 2号機ピットに水ガラス注入
【6日】
5:38 高濃度汚染水の流出が止まる
【7日】
1:30 1号機に水素爆発防止の窒素注入開始
23:32 最大の余震が発生
【8日】
0:10 東電が会見で、「新たな異常なし」と発表
9:48 自衛隊ヘリが3号機に放水開始
19:35 自衛隊消防車が3号機に放水開始
【18日】
10:30 2号機タービン建屋で毎時500ミリシーベルト計測
【19日】
0:30 東京消防庁のハイパーレスキュー隊が放水開始
13:30 2号機に外部電源接続
14:10 東京消防庁が屈折放水塔車から7時間放水を開始
【20日】
8:21 自衛隊の放水車が4号機プールへの放水開始
13:00 3号機で圧力上昇、蒸気の直接放出の検討公表
14:30 5号機が冷温停止に
15:05 2号機のプールに外部ポンプで注水開始
19:27 6号機が冷温停止
【21日】
6:37 自衛隊の放水車など13台が4号機プールに放水開始
15:55 3号機から黒煙確認
【22日】
10:35 3、4号機に外部電源接続、すべて通電可能に
22:43 3号機の中央制御室の照明点灯
【23日】
4:00 1号機原子炉の温度が400度に上昇
10:00 4号機プールに生コン圧送機で注水開始
【24日】
12:10 3号機地下で作業員3人が被曝
【25日】
1:30 保安院が放射線管理の改善指示
6:00 1、2、4号機で白煙
【26日】
10:10 2号機原子炉への注水を海水から真水に切り替え
【27日】
15:30 東電社員が1~3号機の配管トンネル内に汚染水を確認
【28日】
1:00 2号機地下の水の濃度が通常の10万倍と発表
23:30 敷地内でプルトニウムを検出と発表
【1日】
15:00 放射性物質の飛散防止のため合成樹脂を散布
【2日】
9:30 2号機ピット付近からの汚染水流出を確認
【3日】
13:47 汚染水流出防止で吸水ポリマーなど投入
【4日】
19:03 集中廃棄物処理施設の低濃度汚染水を海に放出
21:00 5、6号機の低濃度汚染水を海に放出
【5日】
14:15 2号機ピットに水ガラス注入
【6日】
5:38 高濃度汚染水の流出が止まる
【7日】
1:30 1号機に水素爆発防止の窒素注入開始
23:32 最大の余震が発生
【8日】
0:10 東電が会見で、「新たな異常なし」と発表
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