2012年4月18日水曜日

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2知事「共闘」乗り出す
朝日新聞  2012年04月18日
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001204180003

                                -7提言-

 山田啓二知事と、嘉田由紀子・滋賀県知事が本格的な「共闘」に乗り出した。17日に両知事が共同発表した「7項目の提言」は、政府が進める関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、「国民的理解が得られているとは言い難い」と改めて批判した。

                            ◆大飯再稼働 改めて批判◆

 「中立性、透明性、安全性、緊急性、将来の見通し、信頼性の確保の観点から七つに整理した」。府公館(上京区)であった会見で、山田知事はそう語り、これらが野田政権による手続きに欠けていると間接的に指摘した。

 共同提言は、首相官邸と経済産業省に伝えられた。今後、政府がどう受け止めるかが注目される。

 会見では、「提言は、再稼働の条件なのか」との質問に対し、山田知事は「私たちの要求に政府がどう答えるのかをみて判断することになる」と慎重な表現を選んだ。嘉田知事も「条件という固いものではない。国民的議論をしていくために配慮すべき項目」と述べるのにとどめた。

 また、西川一誠・福井県知事が14日、枝野幸男経済産業相による再稼働要請を受けた後、使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設を引き受けるよう、電力を消費する地域に求める発言をしたことについては、そろって否定的な見解を示した。

 山田知事は「政府がエネルギー政策の方向性を示さないと、分かち合う方向も決まらない」。嘉田知事は「琵琶湖は安全で安心な水を供給する役割がある。機能別の役割分担も必要だ」と語った。

 今回の共同提言は、嘉田知事からの呼びかけに山田知事が応じて実現したという。嘉田知事らによると、両知事が今月12日、大飯原発を視察 した後、嘉田知事が素案を作成。電話やメールでやり取りして2人で文章を練り続けた。府防災・原子力安全課の担当者は「基本は知事どうしでやり合った」と 振り返る。

 山田知事は「(嘉田知事とは)基本的なスタンスに違いはない」と話し、嘉田知事が「山田知事は法と理、私は情。補完し合っている」と応じるなど、共闘ぶりを強調する場面もあった。

【府と滋賀県の両知事が発表した提言(骨子)】

(1)原子力規制庁の早期設置。今夏の電力需給状況について電力事業者が提出する資料を点検する「第三者委員会」の設置

(2)福島第一原発の事故原因の解明と公表

(3)防潮堤のかさ上げや免震事務棟設置など「恒久的な対策」ができていない段階での代替措置

(4)電力需要のピークカット強化や電力確保対策の積み上げの徹底

(5)長期的なエネルギー計画の作成や、再生可能エネルギー産業の育成、使用済み核燃料の最終処理体制の確立と工程表提示、古い原発の廃炉計画を含む「脱原発依存」移行のための工程表提示

(6)緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI(スピーディ))や「オフサイトセンター」の整備など、事故が起きた場合の対策の構築

(7)福島での原発事故被害者の救済と、福井県への経済的配慮

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